2020-04-17 兜太の句は僕の解釈でいいが、澄子の句は晦渋句 澄子も軟弱な俳人ではないが、手中の蚕ではないだろう。 少女期ありき蚕の冷えを恐れたる 池田澄子 どのように読み解いたらいいのだろう。 (あり「き」)活用語の連用形に付く。 過去にあったことを思い起こす意。 * 女性を愛して獲得してという、つまり女性を略奪して自分のものにする、という興味がうんとあるんです。」 (『金子兜太×池田澄子・兜太百句』ふらんす堂)の中に下の句がある。 朝日けぶる手中の蚕妻に示す 金子兜太 「蚕」は兜太の一物、そのように解釈しないとこの句に魂が入らない。