bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

🤐俳句は強い言葉で壊れる

     青嵐軍鶏に生疵ありにけり

                  亀井雉子男

           季語「青嵐」清涼/爽快、明るいイメージが本意。

              語感からは、荒れた風のイメージ。

        蹴り合うて闘鶏宙をもつれ落つ

                    駒木逸歩

            闘鶏は季語だが、軍鶏(しゃも)は季語ではない。

          青嵐軍鶏に生疵絶え間なし

              (青嵐)(軍鶏)(生疵)(絶え間なし)

                  強い言葉が並びすぎ。

               

       上掲句、「ありにけり」で詩に昇華している。