小満や白磁の碗に湯を享けて
大石悦子
小満・二十四節気の一つ。
読み解く手がかり、足がかりがない・・お手あげ。
解釈、鑑賞が出来ない句は、僕が未熟なのか?
作者は一流俳人。
小満と白磁の碗の繋がり、「湯」は白湯でしょう。
湯のみではダメなのか。
何故「て」止めにしたのですか。
烈風の枝を歩いて烏の子
山西雅子
激しい風にカラスの子に枝を歩かせた、新味がある。
人はみなやさしかりけり滴れり
伊藤敬子
人は皆やさしい、名古屋生まれ、名古屋育ちの俳人、僕は貴方に優しくない。
結社、「笹」を主宰。
僕の俳友の間では評判は悪かった、なりふりかまわず金に執着しすぎだった。
「滴り」山の崖や岩膚の裂け目から滴々と零れ落ちること。
木の葉や雨後の軒端を落ちる雫ではない。