釈迦は変人。
「鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな」
仏になってしまった釈迦に恋をしてもどうにもならない。
仏でなくとも、あの男は恋などしない。
釈迦牟尼は美男におはす夏木立宿鎌倉に自慰を楽しむ
小姓
与謝野晶子の詩(歌)の本家どり。
仏教はすべて釈迦から始まる。
「釈迦如来」
「如来」とは、サンスクリット(インド)語で、「なし遂げた人」という意味。
釈迦の仏教は、すべての欲を捨てること。
食欲、性欲、名誉欲、もちろん物欲も捨てる、望んではいけない。
「如来」釈迦自ら、「私は成し遂げた」なんて言わない。
私が死んだら,ああして下さい、こうしてくださいなんて言わない、言ったとしたら、「成し遂げた」ことにはならない。
釈迦には墓はない、舎利殿もない、経典もない、釈迦の教えなど何もない。
生きたまま仏になった人、それを、周りの人達が、崇め讃えて拝むようになった。
生きている物は、食欲、性欲は捨ててはいけない。