bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

😪草や木、鳥たち、物みな生気溢れる時期、だから、人は愁いに襲われるのだと思う。

     満開の次のしごとを花の幹

                    渋谷道

            作者は有名俳人、好きな俳人でもある。

              花の幹、は、桜の木でしょう。

             助詞の「を」が、句を深くしている。

聞くまでもない、次の仕事は「花吹雪」次は「葉ざくら」毛虫とも戦わなければならない。

      桜紅葉はきれいじゃない、耐えなければならない時期でもある。

 

    人のそしり知って春の愁ひかな

                    鈴木真砂女

          ふと、物思いにふけったりするのも「葉ざくら」の時期。