bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

(「こよなく」この上ない) おしむ、意表記は「惜しむ・愛しむ」

 

 

                      小姓

      八月のこよなく悼む別れかな

              堀本裕樹の選で活字になった句。

    八月をこよなく悼むわかれかな

    八月をこよなく悼み惜しみけり

            夏をしむ・冬をしむ、という季語はない。

     八月をこよなく悼み別れけり

         意味は同じですが、助詞違の違いで微妙な風韻の違いがでる。

               自選にはいつも胃が痛くなる。