bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

古池や蛙飛びこむ水の音

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恐れ多くて、なのか、古池と蛙を詠んだ句に出会ったことがない。

専業俳人、専門俳人は詠んでもそれに同等、または、それを越える句は出来ないから詠まないのだろう。

          小姓は俳句で生業を立てていないから評判など恐れない。

                古池や後るることはがま蛙

                     小姓

                                       ぶたぶたの皮のなかなる蟆

                  (蟆「ひきがえる」)

                     長谷川櫂

     浮き沈む身を鳴き暮す蛙かな

                     横井也有

                  也有は尾張藩の武士。

    がま蛙はこのような繊細さはない、鈍重である。