2020-09-20 古池や蛙飛びこむ水の音 恐れ多くて、なのか、古池と蛙を詠んだ句に出会ったことがない。 専業俳人、専門俳人は詠んでもそれに同等、または、それを越える句は出来ないから詠まないのだろう。 小姓は俳句で生業を立てていないから評判など恐れない。 古池や後るることはがま蛙 小姓 ぶたぶたの皮のなかなる蟆 (蟆「ひきがえる」) 長谷川櫂 浮き沈む身を鳴き暮す蛙かな 横井也有 也有は尾張藩の武士。 がま蛙はこのような繊細さはない、鈍重である。