遷子の深層心理を捉えた秀句。
とある家に古雛おそろしかりし
相馬遷子(そうませんし)
作者は医師、往診したのだと思う、古雛(ふるひいな)
とあるから先祖代々つづく旧家でしょう。
何故古雛がおそろしいのかがポイント。
贅をつくして拵えたお雛様、人は死ぬが人形は死なない、この句の主体は古雛、三百年前この家の住人のことを知っている。
とある家に古雛おそろしかりし
相馬遷子(そうませんし)
作者は医師、往診したのだと思う、古雛(ふるひいな)
とあるから先祖代々つづく旧家でしょう。
何故古雛がおそろしいのかがポイント。
贅をつくして拵えたお雛様、人は死ぬが人形は死なない、この句の主体は古雛、三百年前この家の住人のことを知っている。