bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

履物をつけずに地面に下りることを裸足という。 はだしも夏の季語。

 

                 

            片山由美子

        初雪や積木を三つ積めば家

          たって新しい発想、とは言えないが、面白い句。

           お母さんと子供が見える、でも季語が動く。

            「吹雪けり積木を三つ積めば家」

            「降る雪や積木を三つ積めば家」

            「窓の雪積木を三つ積めば家」

              これでも遜色ない。

   人と会ふつもりなき日の素足かな

               由美子の句だ!❣!

若い子ならいざ知らず、感覚的に、少し歳取れば素足を見られるのは恥ずかしいもの

何でもないと思う人がいると思うけれど、この何でもない句が詠めない。

              一句読んだという充実感。

            素足は夏の季語、足そのものをさす。