bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

退位

天皇の退位卯の花腐しかな・小姓来し方をいへば卯の花腐しかな・岸田稚魚 俳句をやらない人に聞いたら、分かる人は誰もいなかった。

読むと詠むは車の両輪

批判を恐れていたら何も出来ない。 驚くは打ち破りたるつばくらめ 小姓燕の打ち破ったこと、燕側からすれば当然の事をしただけ。何も驚くことではない。人間の分際では出来ないことをしでかした。 確かと見しは寄せ来る夏落ち葉 大屋達治「寄せ来る」夏落ち…

俳句は片言でいい

「ゐの中のはれて無罪の五月来る」小姓

アアー落ちた!

向きあうて茶を摘む音をたつるのみ 皆吉爽雨とりあへず書きし表札鳥雲に 西村和子事情があっての仮住まいでしょう。 鳥くもり子が嫁してあと妻残る 安住 敦 季語は意味ではない。 今落ちし椿を拾はざるはなし 小姓

いかにバカになるかの競争である

待ちて今日ぜんまい土をやぶりけり 水原秋櫻子 寒椿今年は咲かぬやうすなり 正岡子規 暮れてゆく糸瓜に長さありにけり 雨宮きぬよ 芭蕉の、俳句は三尺の童にさせよ、から始まり。 俳句は、下手に作れ、ボーっと作れ、ヌーっと作れ。虚子。 俳句は、強い言葉…

有名俳人でも凡作はある

並べて鑑賞すれば優劣がはっきり分かる。 炭を挽く静かな音にありにけり 高浜虚子 炭を挽く音が静かだ、ただそれだけ、深読みすれば出来ないことはないけど, 凡作は免れない。 炭をひくうしろ静の思ひかな 松本たかし 背後に思いを馳せている、深読みしなく…

おしろいが咲いて子供が育つ路地ー 菖蒲あや鉛筆で蟻をさいなむ夜の机上ー 片山由美子形から言って「あや」の句の方が上。由美子の句は饒舌。だから悪い句と言っているのではない。 鉛筆で人をさいなむ日永かなー小姓これではダメ「人」は説明で意味付け。鉛…

令和

平成の令和は常の養花天・bnkosyou (へいせいのれいわはとはのようかてん )