bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

読み解けなければ創れない

十能も炭斗もなき空気かな (じゅうのうもすみとりもなきくうきかな) 四方万里子 鑑賞のポイントは空気

一流俳人の技

妻いつもわれに幼し吹雪く夜も 京極杞陽 「も」がだめ。 と言う人は多いと思う。 「も」、は杞陽らしい、杞陽しか使わない、と言いきってもいい。

尚毅は一番好きな俳人

雨の音は高くなったり低くなったりする・雨の音は雨自身持っている音ではない 高見順 音が無くても雨は存在する。 雨よ・音で自己主張しなくてもよい。 冬ざれや覗けば深き水たまり 岸本尚毅 (冬ざれ)冬になって草木が荒れ、山野、湖沼など一面の景色が蕭…

出来ているけど?・・類想の有無は確認できない

対談 池田澄子 大木あまり -時を超えて通じ合う- *理想の俳句を追い求めて* 大木 レンブラントやセザンヌとか、画家って死んでから有名になるでしょ? 私、小さい頃からそういう伝記を読んでいて、 芸術家は不幸なのが当たり前だと思っていた。 そして表現…