bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

尚毅は一番好きな俳人

雨の音は高くなったり低くなったりする・雨の音は雨自身持っている音ではない

                    高見順

               音が無くても雨は存在する。

             雨よ・音で自己主張しなくてもよい。

 

    冬ざれや覗けば深き水たまり

                  岸本尚毅

(冬ざれ)冬になって草木が荒れ、山野、湖沼など一面の景色が蕭然としているさまをいう(歳時記)

 

             水たまりって、覗く物なのかな。

        覗かなければ深くない、そもそも水たまりなどない。

         人は、触れられたくないことは誰でもある。

        その辺りに読み解くカギがあるのかも知れない。