2020-01-31 BIG名の草田男、言い終えて何かある。 四十路さながら雲多き午後曼珠沙華 中村草田男 (よそじさながらくもおおきごごまんじゆしやげ) 四十男は青臭さもとれて油の乗りきった歳。 午後・「昼過ぎ」江戸時代20歳過ぎた女はそう呼ばれていた。 曼珠沙華は群れて咲いている。 曼珠沙華の二次的なよび方に、彼岸花・死人花・幽霊花・狐花・捨子花、がある。 欠点を言えば三段切れ、リズムがイマイチ。 「午後」まで言わなくても四十路から読者は読み解いてくれると思う。 かたまりて哀れさかりや曼珠華 田中王城