2020-01-18から1日間の記事一覧
祷る間は立てかけらるる白日傘関口恭代
立ち直りはやし絵日傘ぱつと差す津川絵里子 間違いなく創作句。作者がこの句の背景を説明したら読者の感動は薄れる。
鳥の巣に鳥が入ってゆくところ波多野爽波俳句くらいやさしいものはない。誰にでもできる。しかし俳句はむずかしい。誰にでもはできない。三尺の童ならできる俳句が、案外分け知りのおやじにはできない。感じるものには、やさしく、考えるものには、むつかし…
卯の花や万年筆に書くはがき 小澤實 普通なら、万年筆で書くはがき、なら分かり易い句。 万年筆とこれから書く新しいはがき、物を置いただけの句。 卯の花・・や、で切れている。 卯の花が一句の中でどのように働いているのか。 意味付けて説明しても出来な…