bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

俳句を読み解く

(「粃」しいな、殻ばかりで実のない籾) 「燕の顔」ですよ。 八木三日女・大正13年(1924年)7月6日生

三日女・三句 しひらしひらクローバよりも白き幸幸せなんだけれども其の幸せは白い、三日女はそう言っているからそれを尊重すべきでしょう。 女医臭ふ幾度び花火くゞりても(ニは丹で赤色、ホは穂・秀の意で外に現れること、即ち赤などの色がくっきりと色づ…

人それぞれ、俳句にたいしての信条がある。

寒木に月光惜しみなかりけり 西嶋あさ子 あたたかや鳩の中なる乳母車 野見山朱鳥 Aが特選に採って、言葉を尽くして褒める。 Bは佳作にも採らない、そんなことは日常茶飯事 僕が学んでいる句会でも半数以上が上掲句を読み解けない人がいる。