bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

俳句

捩子一つ落ちてこの家寒きかな

原 雅子



風呂敷の真中に置く西瓜かな

堀木すすむ



なんとなくうちの子猫となりにけり
川本 昴
掲句、面白い句と思う。
どこがどういう風に面白いか、と聞かれても説明できない。
ネジが一つ落ちていてなんで寒いのか、説明できればいい句ではない。

明治三十六年に、虚子言葉がある。
渇望に堪へない句は・・・
【単純なる事棒の如き句、無味なること水の如き句,重き事石の如き句】とある。
要するに、理屈で作ってはいけない、ということでしょう。