2019-02-28 俳句 捩子一つ落ちてこの家寒きかな 原 雅子 風呂敷の真中に置く西瓜かな 堀木すすむ なんとなくうちの子猫となりにけり川本 昴掲句、面白い句と思う。どこがどういう風に面白いか、と聞かれても説明できない。ネジが一つ落ちていてなんで寒いのか、説明できればいい句ではない。 明治三十六年に、虚子言葉がある。渇望に堪へない句は・・・【単純なる事棒の如き句、無味なること水の如き句,重き事石の如き句】とある。要するに、理屈で作ってはいけない、ということでしょう。 ・