bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

余情・余韻がなくば発句とはいわない、「夜すがら」とあるから作者は不眠症かも知れない。

   ゆふべ背に立てたる爪で蜜柑剥く山﨑十生
              思想・実情を句に詠む。
              この句は詩情はない。
             ある女優の離婚記者会見。
      私が離婚を決意したのは、夫の背中の傷をみてからです。
   夜すがらや落葉の音にそふこころ田川鳳朗
         木葉が散るときに音がするかどうかは問題ではない。
          地面に落ち木葉が風に吹かれて音を立てている。
               どちらも寂しく心に響く。
                 詩情はたっぷり。