bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

物とものことと事の取り合わせの食い違いが大きいほど面白い


         哲学や下学や薩摩芋の旬

                    池田澄子
             哲学(名詞)ここでの、や、は、強意。
                (下学「かがく」)(名詞)
         哲学は哲学、下学は下学の言葉からくる風がある。
               その風を感じ取るのは読者。
        薩摩芋の旬、作者の育った時代は世間一般の食べ物。
         僕が感じ取った風は「薩摩芋の旬」が一番強い風。
              作者の狙いは、芋と学問の対比。