普段の顔と余所行きの顔、人なら誰でも使い分ける
それと知るよそ行きの顔春日傘
bn小姓
「それと知る」は説明になる。
俳句は説明を嫌う。
「それと知る」この成句が説明ではない、5・7・5の組み合わせによって説明になる。
一目なるよそ行きの顔春日傘
「一目なる」これは説明ではない。
でも、句としては基本に外れている。
「顔」は名詞で名詞切れ、春日傘に滑らかに繋がらない、散文では句読点になる。
一目なる顔よそ行きの春日傘
bn小姓