bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

持ち重り

     六月の葉ずれに眠り赤ん坊

                    石田郷子

           爽やかな風が吹き抜ける六畳間、というところか?

 

六月は不思議な月、はる・なつ・あき・ふゆ、は明快に区切られている、実感として感じることが出来る。

   六月は違う、「梅雨」のはしり・中休み・五月晴れは梅雨の晴れ間のこと。

          梅雨寒むし、晴れれば真夏の暑さ。

             春でも夏でもない気候。

 

       六月の着て出た上着持ち重り

            ろぐわつのきてでたうはぎもちおもり)

      これなら普通の作りかた、少し俳句を勉強した者なら誰もが詠む。

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    六月の着て出たキティ持ち重り

                     小姓