bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

採りあげた以上、寺山修司は何を表現したいのか、bnkosyouの俳句信条に副って掘り下げてみる。

     法医学・桜・暗黒・父・自瀆

               寺山修司

   (ほういがく・さくらあんこく・ちちじとく)十七音になっている。

              法医学と自瀆

               自瀆と桜

               暗黒と自瀆

               父と自瀆

           

            ・*・ 句の中心は自涜。

      「桜」は季語だけれど、季語として使っていない。

              ここでの桜は女。

   法医学は、相手が妊娠した場合、生まれてきた子のDNAの確認。

(ジトク)と関係ないかも知れないが、僕にはそれしか解釈できない。

            暗黒は、修司のこころの闇。

  「父」は、修司しか分からない、深読みすれば結び付けることは出来る。

  「人」に別誂えはない、歴史に残る立派な人物でも異性を求めるときは、

             普通の男、女である。

                難解句。