bnkosyouのブログ

表記された言葉の奥にあるもの//言い終えて何かあるか、俳句は詩、ということを忘れている人は多い

鶏頭の十四五本もありぬべし・子規。 この句名句なのか?

 

 


                正岡子規五句
       五月雨の雲許(ばかり)なり箱根山
       家あるまで夏野六里と聞こえけり
        絶えず人いこふ夏野の石一つ
         夏山や雲湧いて石横わる
         古池に水草の花さかりかな
          子規は文学界に大きな業績を残したことは間違いない。
          だが、子規の句集を読んでみるとほとんどが月並俳句。
      病気のために子規は「俳句のことに専らなる遑(いとま)がなかった」
               虚子はこのような事を言っている。

           〈柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺
                    名句です。
                子規の名句はこの一句だけ。
         「名句の定義」って誰か明解に定めているのでしょうか。

         六月の五月忘るる十日かな
                       bn